リトルバスターズの鈴の他者への認識は自他の区別の観点では満点じゃないかと思う

※この記事について追記・変更が若干あります


自他の区別がはっきりしてることで女性の社会規範を相対化する視点が物語にできたと思う
鈴が学校の偉い人を案内しなければいけなくなったときに鈴の礼儀や愛想の良さについて一通り練習して確認するイベントがあるけど、鈴の場合は「他人と強制的に関わる」状況では型通りの礼儀・愛想の良さを求められても対応できるか怪しいだけで「自分と仲間とそれ以外の他者」の区別ははっきりしてるから、自他の区別の観点では人見知りの鈴はむしろ問題ないと私は勝手に思ってる。
主人公の理樹にさえあまり迎合しない鈴が自分にとってリトルバスターズで一番好きな女性キャラだと思ってる。
女性の社会規範の愛想の良さを相対化する視点が物語に存在してるから、恭介でさえ学校の偉い人案内のときに要求される鈴の礼儀・マナーは「最低限できていればいい」としか思ってないことが面白いと私は思う。