2024-01-01から1年間の記事一覧

「ケントゥリア」は誰かを責める論理が自分以外の人間にも適用される点が読みやすい物語だと思う

※本記事は「ケントゥリア」36話までのネタバレを含む自分の感想と解釈があるので読む方はご注意ください一方的な通過儀礼も義憤もないのがよかったと思うユリアンがティティの村で通過儀礼を果たしたときはその後の物語の展開でアンヴァルの埋葬を全面的な手…

「犬夜叉」が自分にとって好きだけど苦手な物語である理由がわかったことについて

※本記事は「犬夜叉」のネタバレを含む否定的な感想が多めの記事なので読む方はご注意ください味方の女性キャラ同士で指摘・注意する場面が極端に少ない点が自分にとって違和感を感じた理由だと思う「犬夜叉」は戦国時代の妖怪系ファンタジーでわくわくする要…

定型発達者で予測能力が低くなるときの原因を考えてみた

※本記事は自分が思ったことをあまり根拠なく書いてるので読む方はご注意ください都合の悪い(良い)情報を無視して自分の思い込みを優先すると現実とズレやすくなると思う自分の母親を見て思ったことだけど「〇〇の職業は楽で給料が高い」という話を鵜呑みに…

「逃げ上手の若君」は言葉と絵の相乗効果がすごい物語だと思う

※本記事は「逃げ上手の若君」の初期の話(30話くらいまで)のネタバレを含む自分の感想があります物語の本筋が鬼ごっこで歴史物として取っ付きやすい作りであることがよかったと思う南北朝時代にあまり詳しくない自分でも南北朝時代の武士の倫理観や時代の流…

未熟だからすれ違うのではなく大人でもすれ違うのではないかと思う

※本記事は創作の恋愛物について自分が思ったことを書いてるので読む方はご注意ください学生キャラですれ違いを描いてるだけで中身が大人でも本質は変わらないと思う学校を舞台にした恋愛物が世の中にたくさんある理由は登場人物が若者の方が失敗を描きやすい…

椅子取りゲームで全ての人の努力が報われる状態を目指しにくい理由は「自分(他人)の努力が報われる」と「他人(自分)の努力が報われない」がイコールだからではないかと思う

※本記事は自分が思ったことを特に根拠なく書いてるので読む方はご注意ください自分が椅子取りゲームの当事者の場合は自分の椅子が脅かされる可能性から「他人の努力が報われない」話に共感できなくなる心理があると思う何らかの競争の椅子取りゲームで勝てな…

「鬼滅の刃」で主人公達の負の感情の投影先について

※本記事は「鬼滅の刃」のネタバレを含む自分の解釈があるので読む方はご注意ください負の感情の投影先は炭治郎→猗窩座、善逸→獪岳、伊之助→童磨ではないかと思う主人公の炭治郎と親友の善逸と伊之助は物語で例外的に鬼になる可能性がないキャラだとしたらこ…

「ドラクエ4」のバルザックについて自分が思ったこと

※本記事は「ドラゴンクエスト4」のネタバレを含む自分の感想と解釈があるので読む方はご注意くださいバルザックはデスピサロとの対比で小者感が上がってると思うドラクエ4のストーリー全体を通して見ると勇者の村を滅ぼしたけどロザリーのことで可哀想な点が…

「アルスラーン戦記」のナルサスはヒルメスに興味ないのではないかと思う

※本記事は「アルスラーン戦記」のネタバレを含む自分の解釈があります物語の表層と深層で興味の有無が違うのではないかと思うナルサスはヒルメスが王になったときの例え話をダリューンとしたり何度かヒルメスと遭遇してるはずなのにヒルメスの存在が盲点であ…

学校に行くと「逃げない癖」が付くのではないかと思う

※本記事は自分が思ったことを書いてるので読む方はご注意ください逃げ癖が付くは中立の観点ではなく逃げることを絶対悪とする方向にバイアスが掛かってると思う逃げ癖が付く系の言説は「逃げ遅れる」ことについての視点が一切入ってなくて「絶対に逃げないと…

自分のブログのレイアウトが突然おかしくなった原因がわからない←直りました

※本記事は自分のブログについて書いてるので読む方はご注意ください。記事に追記と変更点があります。他のデザインに変更するだけで直るのかわからないのが怖い自分以外の人視点でブログが正常に表示されてるかわからないけど前回までと同じように記事を書い…

「進撃の巨人」は自由と愛が対立するから残酷な世界なのではないかと思う

※本記事は「進撃の巨人」についてネタバレを含む自分の解釈があります愛されたい願望から解放するには誰かが自由を引き受けなければならないのだと思うエレンが自由を求めてるのはメタ視点では王の代わりに自由を引き受けて始祖ユミルを王に愛されたい願望か…

「身体面で男女差がある」という前提を飲み込めないのは「自認」の問題だと思ってるからではないかと思う

※本記事は自分が思ったことをあまり根拠なく書いてるので読む方はご注意ください身体面で男女差があることを認めたくないから固定観念として「努力でひっくり返せるという幻想」を押し付けてるように見える個人差があるから女性の方が強い場合もあるけど「平…

FF2は主人公という客体・支配者という客体の物語ではないかと思う

※本記事は「FF2」のネタバレを含む自分の解釈がありますメタ視点ではフリオニールは主人公にさせられ、レオンハルトは皇帝にさせられてるのではないかと思うフリオニールが主人公であるのは物語の都合によって「させられた」からだとしたらレオンハルトは「…

女性の社会規範の最上位のハードルの一つは「嫌われても存在することを許される」ではないかと思う

※本記事は「ひぐらしのなく頃に」「東京最低最悪最高・第3話まで」のネタバレを含む自分の解釈があるので読む方はご注意ください「嫌われても存在を許される」は異世界転生よりキツイのではないかと思う特にマウントの意図はなく異世界転生ものと比較するけ…

創作で「社会を捨てる」系の作品について

※本記事は「最悪なる災厄人間に捧ぐ」「東京最低最悪最高・第2話」のネタバレを含む自分の解釈があるので読む方はご注意ください「最悪なる災厄人間に捧ぐ」は物語の深層で他人と関わらない(社会を捨てる)主人公達の恋愛を認めることが本来の着地点ではな…

教える側は「ストーリーを生成しない」ことが重要ではないかと思う

※本記事は自分が思ったことをあまり根拠なく書いてるので読む方はご注意ください事実をそのまま受け取るには「解釈しない」ことが重要なことと同じ原理ではないかと思う事実や相手の話を自分のバイアス抜きでありのまま受け取るには「解釈しない」という行動…

「ひぐらしのなく頃に」は偏ってる男女比自体が運命を壊すのに必要な要素ではないかと思う

※本記事は「ひぐらしのなく頃に」のネタバレを含む自分の解釈があります普通の人間関係では鷹野の強固な意志による運命を止めらないのではないかと思う部活メンバーが鷹野の運命にまで干渉できたのは部長の魅音が仲間を信頼してることとみんなでいろいろな経…

「反転ファン」になるような人は最初からアンチになれてないことについて

※本記事は自分が思ったことを書いてるので読む方はご注意ください反転ファンの原動力は「加害者意識」独りよがりの加害者意識と悪意識で事実や因果関係とは別に自分を原因にして相手を正当化する状態が「反転ファン」ではないかと私は勝手に思ってる。「反転…

ニセコイ側から俺物語!!の恋愛をどう評価するか考えてみた

※本記事は「ニセコイ」「俺物語!!」のネタバレを含む自分の解釈があります楽から見た猛男は「正しい恋愛だから大和が好き」ではないかと思うニセコイと俺物語!!のコラボ漫画で楽が猛男から恋愛を評価されたことを思い出して逆に楽が猛男の恋愛を評価したらど…

「千年女優」型の構造について思ったこと

※本記事は「東京タラレバ娘」「千年女優」「FF2」のネタバレを含む自分の解釈があります主人公をその運命に閉じ込めた相手の方が本来は物語の主役なんだと思う「東京タラレバ娘」の倫子達主人公3人がタラレバの運命に閉じ込められてるのはメタ視点ではKEYの…

創作のチート物で治癒能力持ちの主人公がいる理由を考えてみた

※本記事はチート物について自分の解釈があります男性が他者を世話・治癒できる可能性を描いてるのだと思うチート物で男性主人公が主にヒロインの病気を治療したり主人公と出会ってからヒロインの性格が明るくなる流れは「男性に他者をケアできる可能性がある…

「ジョジョ7部」のリンゴォとホット・パンツは性規範が対比になってるのではないかと思う

※本記事は「ジョジョ7部」のネタバレを含む自分の解釈がありますリンゴォは「1回目は必ず起こる」という前提でホット・パンツは「1回目が必然的には起こらない」という前提ではないかと思うこじつけになるけどリンゴォのスタンド能力とロードアゲインのアゲ…

「ジョジョ」のツェペリはイタリア語が由来か考えてみた

※本記事はジョジョ1部・2部についてネタバレを含む自分の解釈と感想をあまり根拠なく書いてるので読む方はご注意ください元ネタ的にはドイツ語ではないかと思う元ネタのバンド名と更に元になったドイツの飛行船のツェッペリンという名前からツェペリはドイツ…

創作で一方的な奴隷解放と強引な相手役は同じ事象ではないかと思う

※本記事は「アルスラーン戦記」と少女漫画全般について自分の解釈があります主人公を無欲とするために奴隷の主人と強引な相手役に欲が出現してるのだと思うアルスラーン戦記はメタ視点では奴隷を解放したいというアルスラーン達の願望に合わせて奴隷と主人が…

創作で女性が主役の物語は「女性に欲全般があることが前提となってる」方が自分の好みだと思う

※本記事は自分の思ったことを特に根拠なく書いてるので読む方はご注意ください少女漫画は女性主人公が自分の欲に無自覚な前提の物語の場合に相手役男性キャラに強引な人が多いのだと思う男性向けの作品の方が女性キャラが女性本人の欲(恋愛でも物欲でも)に…

「秒速5センチメートル」で主人公に何が作用したのかを考えてみた

※本記事は「秒速5センチメートル」のネタバレを含む自分の解釈があります同級生にからかわれたことが作用した結果として初恋が呪いになったのだと思うストーリーの描写全てを把握してるわけではないのだけど貴樹と明里が同じ本を借りてることを同級生にから…

「推しの子」の物語が語らなかったことについて考えてみた

※本記事は「推しの子」のネタバレを含む自分の解釈があります黒川あかねは吾郎母の生まれ変わりではないかと思うアクアが死んだ後のあかねはアクアを理解してたとはいえルビーやかなと比べても達観し過ぎていることが自分には違和感あって、あかねは物語中盤…

創作で「他者(社会)との関わり」を描けない物語について考えてみた

※本記事は作家の思想とは別に物語(作品)が独立して機能してる前提で自分が思ったことをあまり根拠なく書いてるので読む方は注意してください利害が対立する人とも仲良くする「政治」要素がない人間関係の物語が「他者(社会)との関わり」を描けない物語で…

「レニ&リオ」のイリアスについて思ったこと

※本記事は「レニ&リオ」のネタバレを含む自分の感想と解釈がありますイリアスはこの物語では味方だけど敵みたいな属性だからこそ面白いキャラだと思う物語のテーマと相反するものになりそうだったから今までイリアスについて他のキャラと比べて自分はあまり…