ナルトにとってサスケはメタ視点では「同一性のある他者」だから、ナルトがサスケを追い続ける物語が成立可能なんだと思ってる

サスケがひたすら木ノ葉への復讐しようとするのはメタ的には「ナルトにとってもう一人の自分」だからだと思う
ナルトにとってサスケは「同一性のある他人」だから物語終盤までサスケは「ものわかり悪いからいつまでも木ノ葉の里への復讐に執着してる」というナルトのもう一つの可能性として同一性あるキャラになってると私は思ってる。
ナルトが「お前はサスケじゃねえ」とあきらかにサスケとは別人のサイに対して初対面のとき言ってた理由はサイがメタ的には「自分と同一性のないサスケ」だからだと私は思う。

マダラが綱手の能力を全否定する理由は綱手に同一性を感じずマダラ視点で「わからない」からだと思う
ナルト・サスケと直接関係ない話だけどマダラが五影と戦ったとき綱手を「木遁を使えず~何よりか弱い女」と「表面上の能力・属性だけ」で評価した理由について、マダラにとって綱手は柱間と共通点がほとんどなくて「マダラ視点で綱手は同一性がない他者でわからない」から、マダラが初対面の綱手を「全人的には評価できない」んだと私は勝手に思ってる。
マダラ視点では敵対してる相手を初見ですぐわかる能力・属性以外の部分で評価する理由がないというのもあるけど、物語の根幹的な部分に「自分と同一性のない他者を認めたがらない」構図(例:六道仙人→インドラの関係)があることがメタ的にはマダラ→綱手の評価が記号的になった理由だと私は思う。