ゴールデンカムイで勇作と尾形が物語から退場する理由は「真剣な話しかないから」だと思う

勇作・尾形の話はギャグ・いじりの文脈と対立するからだと思う
鯉登と月島について考えたときも思ったことだけど、旗手の暗黙の要件の設定と勇作と尾形の関係性を考えたら「物語にあるギャグ・いじりの文脈とその人物の人生の根幹に関わる真面目な話」は「突き詰めて考えると矛盾する」と私は思ってる(登場人物の行動に対して整合性取れなくなるから)

勇作・尾形は物語の内輪の外にいる登場人物だと思う
キャラいじりの文脈と勇作・尾形の人生は「メタ的には別の次元で構成されてる」から物語の整合性と取るために勇作・尾形は物語から退場するしかないんだと私は勝手に思ってる。
鯉登と月島はメタ的には「物語の内輪の中にいる登場人物」だから物語が終了するまで出番があるんだと私は思ってる。

28巻の回想で勇作が主人公の杉元とエビフライの会話がいまいち噛み合ってないこと・杉元が尾形の背景に根本的に興味を持たないことは、「主人公と別の次元にいるから勇作・尾形は個人的な事情を物語の法則的に正攻法では絶対に解決できない」ことの証明になってると私は思う。