鉄血のオルフェンズ20話のオルガとビスケットについて思ったこと

鉄血のオルフェンズのネタバレあります

鉄華団の仲間を安全な世界に連れて行きたいと「上がりはデカい方がいい」が矛盾してることをオルガ本人が自覚してないからビスケットとの喧嘩がねじれてると思う
20話を見て自分が思ったことだけど、オルガは「上がりはデカい方がいい」と「どの方法を選んでもリスクは同じと決めつけてる」の2つの価値観がビスケットの価値観と対立してて、「どの方法を選んでもリスクはある(意訳)」というオルガのセリフは「やり方次第では見返りも減るけどリスクも減らせる方法がある(意訳)」とビスケットに指摘されてもオルガがピンと来てない感あることが私は気になって(ビスケットとの話の後に「俺は焦ってるのか」というセリフはあるけど)、オルガは切った張ったしなくて済む世界に鉄華団の仲間を連れ出したいという発想があるのにハイリスクハイリターンになる方法以外を選ぼうとしないことがビスケット視点では不思議だったんだろうなと20話までの時点(作品は完結してるし20話の後も話が続くけど)でも私は感じたと思う。

追記 ビスケットの言う「仲間のことを考えろ」について
ビスケットがオルガに言った「仲間のことを考えろ」は「三日月以外の鉄華団の仲間のことを考えろ」という意味だと私は思ってて(セリフでは三日月への言及は一切ないけど)、ビスケットはオルガがリスクのある方の選択肢を敢えて選ぼうとしてる理由が「三日月がオルガのために命を懸けてることに応えるためにオルガはリスクのある方の選択肢を選んでることをオルガ本人が自覚してない」ことをわかってるから、物語の事情もあって三日月に言及せず若干言葉足らずな言い方でオルガに反論する形になってるんだと私は勝手に思ってる(メタ的にはオルガが三日月の期待に応えるためにリスクの高い選択をしてることに言及するキャラがいると物語が破綻するのではないかと思う)