物語の方向性について、Gガンダムは「社会と対立しない」・鉄血のオルフェンズは「社会と対立する」点が真逆だと思う

Gガンダム鉄血のオルフェンズのネタバレあります。記事のタイトル変更してます

鉄血のオルフェンズ鉄華団Gガンダムだと東方不敗の立ち位置に当たると思う

オルガの「辿り着くべき場所」という発想は東方不敗の「ガンダムファイトが原因で地球の自然破壊したから人類を~」と内容は違うけどニュアンスがそんなに変わらないと私は思ってて(オルガ本人は意図してなくても)、鉄血のオルフェンズ終盤でオルガが襲撃されたことはGガンダムでドモンが「人類もまた地球自然の一部」と言い返して師匠である東方不敗を倒す構図に近いと私は勝手に思ってる。

Gガンダムの物語の構図について
Gガンダムは主人公が秩序を守るためのシャッフル同盟の一員だから鉄血のオルフェンズ鉄華団と比べると「体制側の方が主人公になってる」という前提のストーリーだと私は勝手に思ってる。
Gガンダムでドモンが東方不敗やレインと対峙する場面がある理由は「味方だった人物に個人として向き合うことで社会とは対立しないため」じゃないかと私は思う。
もしGガンダムが主人公が師匠やヒロインに個人として向き合うことがない物語だったら、逆説的に鉄血のオルフェンズのように「主人公サイドが体制に粛正される」物語になってたんじゃないかと私は勝手に思ってる(自分達の内側にある悪を社会に押し付けることで結局はやり返されると思う)

三日月がもし鉄華団の団長だったら
鉄血のオルフェンズでもし三日月が鉄華団のリーダーの立場になる世界線があったらオルガの目指した「切ったはったをしない暮らしを実現して社会と共存する」というアイディアと方向性だけ採用して、「オルガのために命を使いたい」という三日月の個人的な思いを「組織のリーダーが自分の個人的な思いだけを理由に動いてはいけない」と三日月本人が客観視することで鉄華団のメンバーにどう動いてもらったら鉄華団全体として最善の結果を出せるまで考えるようになって、三日月は他のメンバーにあまり罪悪感も感じず鉄華団を引っ張れたのではないかと私は勝手に思ってる。

追記 三日月は社会の秩序・ルールを縱ではなく横のイメージで認識してるのではないかと思う
オルガが会社を作って商売することで社会で共存しようとする「縱の方向」でのイメージを持ってたのに対して、三日月が根本的にオルガに考えることを全て任せようとする理由は三日月は社会を「横の繋がり」で認識してるからではないかと私は思ってる。
社会全体の秩序・ルールのように人間関係とは別に機能してる概念に関して考えないことで、横の繋がりである鉄華団と同化することに絶対的に肯定できる状態になれるという原理だと思う(縱という言い方であってるかわからないけど、横の繋がりとは逆の前提という意味で縱)