ゴールデンカムイの勇作と尾形は「自分が自尊感情を持つ権利があることを知らないから」物語から退場したと思う

勇作と尾形がそれぞれ別の全体主義っぽさがあるのは「自尊」がないからだと思う
勇作と尾形が物語で詰む理由は「自分が不利な条件を気付く視点がなかったから」だと私は思ってて、物語のルール的に自尊感情がないことで逆説的に他人も尊重できなくなって勇作と尾形がお互いに自分の価値観を譲らないことで、「物語のルール視点では2人は自滅する形」になったと私は思う。

尾形と勇作はどっちも「受け取らない」エピソードがあると思う
尾形が子供のとき母に自分で撃った鳥を差し出したり本編でもそのとき所属してるところで食料として鳥を差し出すことと杉元が回想で勇作にエビフライの話をしてるのは「受け取らない」の文脈だと私は思ってて、杉元と勇作のエビフライの会話は噛み合ってなさそうなのに「なぜこの会話が物語の文脈で必要なのか」を自分なりに考えたら杉元はあげる・渡すとまでは言ってないけど「勇作が(エビフライを)受け取らない」という意味で必要な会話じゃないかと私は勝手に思ってる(旗手のことも含めて「行かないという選択肢を受け取らない」という意味もありそうに見える)