ゴールデンカムイの「甘い嘘」という構図は「話を聞くこと」を隠してるのではないかと思う

嘘の前に話を聞くという行為があるはず
物語後半で鯉登と月島の鶴見中尉に関する話題は「鶴見中尉が能動的に嘘を付いてる」という点を強調して「自分の話を聞いて事情を理解してくれる」という点にはあまり触れないような言い方をしてるけど、鶴見中尉との1対1での尾形・月島・鯉登・宇佐美の会話を見ると「話を聞いてくれたことが重要だった」のではないかと私は思ってる。

鶴見中尉が部下達の話を聞く場面は何度もあるから特に物語の中で隠してるわけではないけど、自分の感覚だと「話を聞くことを甘い嘘で上書きしてる」構図のように見える。