※この記事は葬送のフリーレンのネタバレと独自の解釈があります
物語開始からアウラ戦終了までのストーリーは過去から現在までの経験を通してフリーレンの成長前・成長後の変化を描いてると思う
アウラがフリーレンに言った「ヒンメルはもういないじゃない」はかつてフリーレンがヒンメル達の気持ちを考えずに言った「だってすぐ〇んじゃうじゃん」とほとんど同じ意味で、アウラ戦より少し前の話で大事な人の幻を見せる敵との戦いで幻のヒンメルが「撃て」と言ったこととフリーレンが服従の天秤の力でアウラに「自〇しろ」と命じたことは逆の構図で対比になってると私は思ってる。
騎士の鎧ごと吹き飛ばしてヒンメルに怒られたことをフリーレンが七崩賢のアウラにわざわざ説明してる理由は「過去の自分が間違ってたことを現在の自分が修正する」というテーマが物語にあるからじゃないかと私は勝手に思ってる。
追記 フリーレンは自分が絶対的な「普通」とは限らないと考えてると思う
話し合いが時間の無駄になるはずの魔族であるアウラが「ヒンメルはもういないじゃない」と言ったことをフリーレンがアウラを倒した後に「それが普通のリアクション」だと思った理由について、「いくら魔族を倒すことが最優先事項とはいえ社会のマナーの観点ではやってはいけないことをしてしまったから今回は気を付ける」という意味がアウラに通じなかったことが「魔族として標準的な反応」だとフリーレンが考えたからではないかと私は思ってる。
自分の推測だけど、騎士の鎧ごと吹き飛ばしたことを注意した仲間がヒンメル以外(ハイターやアイゼン)だったとしてもフリーレンは「社会のマナーとしてやってはいけないことをしない」ということを学習したのではないかと私は勝手に思ってる。