ロマサガ3のカタリナと怪傑ロビンは生き方を変えた経緯が真逆なのではないかと思う

ロマサガ3のネタバレあります。この記事の内容に変更あります。

カタリナは出来事に対して受動的・ロビンは出来事に対して能動的に生き方を変えた点が真逆だと思う
カタリナは敵に奪われたマスカレイドを取り返すため・ロビンはドフォーレ商会に反抗するために普段と服装や外見を変えてる点は同じで、ロビンの2人は「共同体の構造の欠陥を普段から意識してるからドフォーレ商会に騙されなかった」のではないかと私は勝手に思ってる。
描写がないから自分の想像になるけど、ロビンの2人はドフォーレ商会を信頼して騙されたのではなく最初からドフォーレ商会に疑問を持ってて「自分が変化することで成長する個人としてのストーリーが物語の中で不要」だから、主人公には選べないけど誰が主人公でも仲間にできるキャラなんだと私は思ってる。
ライムとトラックスは直接の描写はないけどカタリナと逆で自分を主体として共同体を作る発想が物語開始以前からあるから(普段働いてる酒場は自分主体の環境に見えるから)、個人として自分を主体としたパーティーをゼロから作る経験が不要だから主人公候補に入ってないんだと私は勝手に思ってる。

カタリナがマクシムスの仲間に騙されたのは「自分の個人的な部分を消さない共同体を作る発想がなかったから」だと思ってる
カタリナが偽のミカエルを見破れなかったのはカタリナが共同体と同化し過ぎて「共同体(ミカエル)を疑う発想がなかった」ことが敗因みたいなものだから、カタリナは主人公に選ぶ以外に仲間にする方法がないのは「本人主体で共同体を作ることで個人であることを放棄しないため」じゃないかと私は思う。
他の主人公のときにカタリナを仲間にできない理由は他の主人公が作った共同体に仲間として加入して同化する形にした場合、偽のミカエルに騙されたときと同じ構図になるという文脈が物語にあるからだと私は勝手に思ってる。