呪術廻戦は「自我を持って主体的に判断する権利がないという状態」を悪とする物語だと思う

自分のために生きないと悪なんだと思う
主人公の友達で女性キャラの野薔薇に「私はオシャレしてる私が大好きだ(意訳)」「強くあろうとする私が大好き」「不幸なら何しても許されんのかよ」というセリフが自分にとって印象に残ってる。

かなり後の話に出てきた男に依存して生きる女性キャラの場合は「メタ的には自我を持って生きる権利がないから、男に依存して頼る生き方をせざるを得ない」という倒錯した状況で意図的に逆転した構図になってると私は思ってる。
物語が語れないことに当たる構図だから、女性本人の選択と自己責任(=他人の影響はない)と他人に見なされてるという描写になってるんだと思う。

ストーリーの全てを把握してるわけじゃないのに感想を言うと中途半端になるとは思うけど、女性キャラで自分の理想と願望を実現するために生きてる野薔薇というキャラを初めて知ったときは今までの創作物ではあまりいなさそうな面白いキャラだと思った記憶が自分にある(自己実現の優先順位が高いタイプの女性キャラを自分があまり知らないだけだとは思うけど)