バハムートラグーンのヨヨとロマサガ3のユリアンは物語上の立ち位置が似てるキャラだと思う

ヨヨとユリアンは行動の全てが同じではないけど心境は近いところがあると思う
ロマサガ3ユリアンについて自分が考えたときに「男性キャラで似た立場のキャラを思い付かない」と思ってて(自分が知らないだけかもしれないけど)、厳密に同じではなくても恋愛で似たような行動・心境になってるキャラが他にいないか考えたらヨヨとユリアンが作中での人間関係(特に恋愛)が似てると私は思ってる。

ユリアンとヨヨの物語上の善悪の基準を分けたのはビュウとエレンの心情だと思う
バハムートラグーンの世界は帝国があって他国を侵略して戦争を仕掛けててロマサガ3の世界より人間社会の中に悪がある世界観だから、ロマサガ3以上に「敵・味方を厳格に区別する」世界であることも敵国の将軍と恋愛関係になったヨヨに登場人物が厳しい評価・反応してる理由だと私は思ってる(プレイヤー視点で選択肢のあるセリフではビュウがヨヨに怒ってるようなセリフがある)
ロマサガ3の世界にもミカエルを裏切って反乱を起こすゴドウィンとドフォーレ商会と神王教団のような悪はあるけど、悪事の規模だけなら帝国が戦争を仕掛けてるバハムートラグーンの世界よりはロマサガ3の世界の方が被害が少ないと思う(麻薬に関わるドフォーレ商会とナジュを滅ぼした神王教団があるから一概に言えないとは思うけど)

ロマサガ3の方が物語の文脈的に人間関係が比較的自由であることを差し引いてもヨヨとパルパレオスが恋愛関係になることについてロマサガ3で例えると、モニカがミカエルを裏切ったゴドウィンと恋愛関係になったら(物語的にも)おかしいことと同じ感覚でバハムートラグーンの他キャラ視点ではありえないことなんだとは思う。

ロマサガ3バハムートラグーンのEDについて
ロマサガ3ユリアンはモニカと恋愛が成立するルートでも他人から恨みを買ってる描写がないから(エレンはゲーム冒頭での誘いについて後で気にしてる描写がある程度だし)、ロマサガ3の方が「個人が自由に選択したことで人間関係に関して他キャラからの禍根が残りにくい」前提の世界観だとは思う。
バハムートラグーンのEDでのヨヨとパルパレオスの結末とロマサガ3のEDでユリアンシノンに戻るルート(モニカと結ばれない)は経緯が違うけどメタ的には恋愛の結末が同じ構図になってると私は思ってる。

キャラの対比について追記
バハムートラグーンサウザー・パルパレオス・ヨヨ・ビュウはロマサガ3のミカエル・モニカ・ユリアン・エレンと物語での立ち位置がほぼ同じで対比になると私は思ってる。
ロアーヌは帝国ではないし特に悪ではないけどミカエルがモニカに本人の意思を無視して政略結婚をさせようとして反発された流れはパルパレオスが皇帝であるサウザーに従わなければならなかったこと(ゲームでは逆らえない理由とかは一切セリフでもないから自分の想像になるけど)・最後にパルパレオスがサウザーの意向も関係なく自分の意思で戦後にグランベロス帝国に残って自分の結末を受け入れたことはロマサガ3でモニカが自分で自分の人生を選択するようになるまでの物語の流れと同じ構図じゃないかと私は思ってる。