魔法陣グルグルのニケはククリの悪性を認めたから勇者になれたのではないかと思う

魔法陣グルグル全編のネタバレあります

勇者の役割は人間の悪性を認めることだと思う
この作品は勇者の才能はあまり重要視されずニケに関しては剣の素質はないと言われドラクエ3の盗賊っぽい感じで何でも屋みたいなポジションだけど、勇者ニケが魔法使いククリとの関係で一番重要だったことはアラハビカ編でククリの悪魔の部分と向き合ったことだと私は思ってる。

「オレはククリが人間に戻ることばかり~悪魔のククリを見ようとは思わなかった」というセリフが漫画を最近読み返したときすごく自分の印象に残って、ニケにとっては魔王ギリとの戦いよりアラハビカ編で人間も悪魔もどっちもククリだと認めることの方が難しかったのではないかと私は勝手に思ってる。

コメディ色が強いドラクエ系恋愛物として読みやすかったと思う
恋愛物にそこまでハマる方ではないと自分では思ってたけど、魔法陣グルグルのニケとククリの関係は物語を読んで自然に納得できて楽しめたような感覚が自分にある。