創作物で「慎重」は悪と見なされる構図について

少年漫画の文脈だとリスクを取る方が高評価になることが多い気がする
「リスクを取る方が高評価されやすい」世界観の物語はあると思うけど(特に少年漫画でリスク取ってでも人助けしないと自分が人でなしになる状況)、「他人を犠牲にしなくて済む状況でリスクを取らなくて済む選択肢を取ることが許される状況なら自分の(他人ではなく)リスクが最小限になる方を選ぶ」ことがかっこいいと評価される文脈の物語があったら読みたいとは思う(既にそういう作品はたくさんある気がするけど)

「自分のリスクが最小限になる選択肢を選ぶ」ことは「読み手視点ではメリットを実感しにくい(そのキャラ本人の立場で考えないとわかりにくい)」からすごさがわかりにくくて地味な展開になるから、自分が危険な目に遭ってでもリスクを取って人助けするシチュエーションの方が特に少年漫画では需要あるのだとは思う。