ドラクエ4の2章(アリーナ主人公)で事件・問題が起こるのは「他者と一方的に同化したとき」だと思う

2章での事件・問題の解決方法は「他者との分離」であることが多いと思う
2章でフレノールの誘拐事件の原因は犯人達が黄金の腕輪を求めてたことだけどメイがアリーナのフリをしたことが犯人達に間違って誘拐される原因を意図せず作り出してて、「メイがアリーナと一方的に同化(真似)したこと」が事件の発端になったと私は思ってる(被害者叩きの意図はありません)

フレノールの誘拐事件は進化の秘法に関連する黄金の腕輪が出てくるイベントだからかもしれないけど「人間の欲望が原因で失敗して魔物に力が渡る」要素が入ってて、「事件では被害者だけど女性キャラの方もメタ的には自分達の欲のせいで面倒事が起きて悪の要素もある」という構図になってることが面白いと私は思ってる。

テンペの生け贄問題は魔物が原因でエンドールの武術大会の優勝者とモニカ姫が結婚しなければいけなくなった問題はエンドール王の思い付きが原因で、アリーナ達が介入して「その女性キャラ達が生け贄・結婚の運命と分離」することでニーナとモニカは強制的に他者と同化(生け贄・結婚)せずに自己を確立した状態になったんだと私は勝手に思ってる。

追記
ドラクエ4でお姫様(アリーナ)のフリして街の人々によくしてもらったメイのように「自分のためという動機しかない」タイプのキャラはメタ的には「王政というシステムに疑問を持ってることを言えない」から(ドラクエの世界観が破綻するから)、外伝・派生作品も含めてドラクエの物語は人間を騙す・裏切るキャラの動機が単純な理由に収束する構図になりやすいのではないかと私は思ってる。